こんにちは！高崎市　上中居鍼灸・整骨院です！

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今回はすねの痛み、シンスプリントともよばれる症状についてお話していきたいと思います。

➀シンスプリントとは？

シンスプリントとは、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害です。

シンスプリントは別称「過労性脛骨骨膜炎」「脛骨内側症候群」などとも呼ばれています。

➁原因・発症のメカニズム

原因にはオーバーユースが考えられております。繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害です。日常生活の中でこのような事は当てはまりませんか？

☑下肢に負担を掛けすぎる運動内容（坂道ダッシュなど）を沢山行っている
☑アスファルトなど硬い路面をよく走っている
☑薄く硬いシューズを使っている
☑下肢の形態異常がある（O脚、扁平足、内反足など）
☑ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が硬い
☑股関節、膝関節、足関節の柔軟性低下

このうち、部活動の新入部員などにみられる急激な運動量増加による下腿へのストレスが1番悪い影響を及ぼします。
思い当たる人はすぐに改善していくことが望ましいです。
下腿内側筋の疲労による柔軟性低下、特にヒラメ筋を主として後脛骨筋、長趾屈筋付着部が脛骨の表面を覆う骨膜を牽引して微細損傷（骨膜炎）をきたし、
下腿内側の痛みを発生させるものと考えられます。
ランナーの方に発生頻度が高く、その20～50％に発生するといわれます。

➂症状

主な症状には徐々に発生する下腿内側の圧痛、運動時痛、腫張があり、足屈筋の抵抗運動で痛みは増強します。
症状の程度は、次の通りです。
☑痛みはあるがウォームアップにより消失する
☑ウォームアップにより痛みが消失するが、スポーツ活動終了近くに痛む
☑日常活動に支障はないがスポーツ活動中、常に痛む
☑局所の痛みは常に存在して日常生活にも支障がある

➃治療方法

シンスプリントの治療には、痛みを引き起こす原因の見直し（例えばオーバーユースが原因であれば運動量の制限、使用しているシューズの変更など）を検討し
痛みが強い時期には炎症を抑えるためにアイシングと患部周辺の筋肉の柔軟性を高めるストレッチを行います。
経過を追って痛みが減ってきたらウォーキング、軽めのランニング、エアロバイクの順に少しずつ負荷をかけていくリハビリを行っていきましょう。
練習量を痛みが下がったからと理由に急激に増やしてしまうと再び痛みが出てきてしまうので気をつけましょう。

➄スネが痛くなってしまう方の予防

同じ環境、同じ練習量を行っていてもシンスプリントになりやすい人とそうでな人がいます。
これは普段から立っているとき、走っているとき、ジャンプするときに元々スネに負担が乗りやすくなっている姿勢やアライメントに原因があります。
「扁平足」「O脚」「猫背」のような特徴がある人はシンスプリントになりやすい傾向があるので日頃からケアをしていくことが大切です。

扁平足の方の場合 、土踏まずが少なくなっている事で着地によって地面から受けるダメージをそのままダイレクトに受けてしまうので足裏の筋肉をしっかり
柔軟性を高めてあげる必要があります。方法としては竹踏み、足の指を使ってタオルを掴むタオルギャザーなどがオススメです。

シンスプリントのような使いすぎによっておこる痛みに対しては安静にしているだけでは一時的に痛みが引いても再発しやすいのが現実です。
記事でも書いたように要因が脛の筋肉の使いすぎだけでなく股関節、膝関節、足関節が変形していたり柔軟性が少ないことで間接的に脛に負荷がかかりやすい場合もあります。
整骨院での治療に加えて自宅でできるセルフケア、脛に負担をかけすぎないようにするための身体の使い方を覚えていくなどできる限りのことは行っていきましょう。
当院ではそういった体のゆがみや異常が出ているところに直接アプローチして痛みが起こりにくい状態へ体を整えていく「ゼロ整体」があります。

脛の痛みでつらいお悩みを抱えている方がいましたら原因を見つけて一緒に解決していきますので、ぜひご相談ください。